強度
ツーバイフォーは床・壁・天上の上下両方向の6壁面がパネルで構成されます。そのためモノコック構造になるため非常に建物強度が向上します。また北米仕様サイズにより大型の合板パネル、割増な縦枠(日本仕様ですと@455mmのところ北米仕様は@406mm)で実質10%も多くの縦枠材が使用され建物全体の強度も上がります。
建築基準では壁の厚さは9mm以上のところアクトジャパンでは12.5mmを使っています。これは過去の経験から台風時の揺れが9mmと12.5mmでは格段に違ったためです。
また昨今では新建材による壁パネルが多いところあえて北米の構造用合板を使っています。理由は経年劣化による強度低下及びシロアリ防備処理に伴う接着力低下を防ぐ狙いからです。
防腐防蟻処理
アクトジャパンでは木材、合板はじめ屋根材とかその他の資材もをカナダより直輸入しています。昨今の円安、海外事情を考慮してもまだまだ魅力的です。
この北米の構造用合板に使われる接着剤の性能が国産のものよりも良いのです。同じフェノール樹脂接着剤とうたわれているのですが国産のものはホウ酸を加圧注入するとめくれが発生するのです、なぜだろう?
木材、合板は沖縄に到着後県内の工場に搬入してホウ酸の加圧注入処理を行なっています。
ホウ酸は人体に優しくしかもシロアリ、普及菌予防には最高に効果を表します。加圧注入しているために溶脱の心配もなく仮に屋外の利用でも10年以上効果を持続します。
断熱性
アクトジャパンでは壁に100mm、天井に140mmの高断熱グラスウールを使用しています。グラスウールは断熱効果、防音性、施工性、価格、資材のサスティブナル(再利用)など有用性の高い建材です。
沖縄は本土と比べて冬の気温が10度以下に下がることはまずありません。このため壁内結露の心配がないこともグラスウールを使用する理由です。
これほどの断熱材を使用していることで夏のクーラーの効きが従来の1/3のエネルギーで済みます。冬は日常の生活で生まれる熱量で快適に過ごせます。
耐火性能
ツーバイフォーはその工法上の特質として壁内部に火が走らないという特性があります(ファイヤーストップ)。そのために火災時の延焼防火に威力を発揮します。これが火災保険ではコンクリート並みの保険が適用される理由であり高層階の集合住宅が建てられる理由でもあります。