アクトジャパンではこれまでに十件ほどの増築工事を手掛けております。ほとんどのお客さまが増築工事の難しさに折れそうになったお話をされます。建築設計としてもかなり難度の高い作業となりますが決して不可能ではありません。
たいへんハードルが高くなった増築工事
2005年に姉歯事件が起き、建築構造設計基準の見直しが行われました。さらに阪神大震災、東日本大震災、熊本地震など度重なる地震により建築基準法の大幅な見直しが図られます。特に2007年に改正された建築基準法は構造設計の厳格化、つまり偽装を許さない安全性度を高めたものになりなおかつ構造強度を高めた基準となりました。このため今まで簡単に建築申請できた住宅の増築も構造チェックの厳格化が要求さるることになり複雑な構造計算が要求されることとなります。
ツーバイフォー工法は構造解析のできる木造建築物です。
現行の基準法では昔に建てられた1階鉄筋コンクリート構造の建物に 2階を同じ構造で増築することは重量オーバーでほとんどの建物が不可能です。しかし2階を軽量である木造で設計すれば増築の可能性が広まります。
これを混構造と言います。2階の木造部分を構造解析して1階のコンクリート造を再計算する、なかなか手のかかる面倒な作業ですがこれがクリヤーできると増築が可能となります。
増築工事のメリット は
新しく土地を手に入れる必要がない
住みながら工事ができる
予算を建物だけに集中することができる
親子二世代住宅には理想的な住まいとなる
と言えます。
ただしあくまでも構造計算ができる資料が必要です。既存の構造物にも計算が及ぶために既存の建物の
建築確認書、完了検査済証、構造計算図書
あるかどうか確認が必要です。と言ってもなかなかわからないことも多いのでお気軽にご相談ください。